ホノルルリアルター協会 (HBR) は、2018年12月のオアフ島の既存住宅販売は、戸建ての中間価格 (Median Sales Price) が5%上昇し788,000ドルになり、販売戸数は昨年同月比で28%減少したと発表しました。

12月の戸建ての販売戸数は259戸と、2017年12月の361戸から28.3%減少しました。既存住宅の中間価格は788,000ドルとなり、2017年12月の750,000ドルから5.1%上昇しました。コンドミニアムの販売も同様に減少し、販売戸数は440ユニットと2017年12月の461ユニットから4.6%減少しました。中間価格は398,500ドルとなり、2017年同月比では1.6%下がりました。

物件が市場に出てから成約するまでの日数を示すDOMは、戸建てが12月は30日と2017年の20日から延びており、コンドミニアムも同様に18日から25日へと延びています。マーケットがスローダウンしているように見えますが、米国では1ヶ月以内での成約は極めて早いのです。

販売可能な物件数 (在庫数) は、2018年12月は戸建てが2.8ヶ月分となり、2017年12月の2.1ヶ月分から33.3%増加しており、コンドミニアムも同様に2.3ヶ月分から2.9ヶ月分へと26.1%増えています。

中間販売価格を左右する成約価格は、戸建てがリスティング価格の98.6%、コンドミニアムが99.6%と、それぞれ2017年12月よりも1.2%、2.0%上昇しました。

2018年通年として、物件の販売戸数はともに減少しました。戸建ての販売戸数は2017年が3,908戸、2018年は3,609戸で7.7%の減少、コンドミニアムは2018年が5,679ユニット、2017年が5,824ユニットで2.5%減少しました。しかし中間価格は、戸建てが755,000ドルから790,000ドルへと4.6%上昇し、コンドミニアムも405,000ドルから420,000ドルへと3.7%上昇し、戸建てとコンドミニアムの両方で価格が上昇しました。

<Source: HBR>